スポーツウェアの魅力

最近はプロ、アマを問わず、オシャレなスポーツウェアを身につける選手が増えてきました。洗練されたスポーツウェアを着てプレーをする選手の姿は、ランウェイを歩くモデルにも引けをとらないほどスタイリッシュで、人間の体の美しさを存分に表現してくれます。

そこで今回のARMANI Tipsでは、デザイン性と機能性でますます進化をとげる最新のスポーツウェアの魅力をさまざまな角度から紐解きます。

“格好から入る”は正しい！

世の中には“格好から入る” 人が少なくありません。自転車に乗りたくなったら、まずはお気に入りの1台を見つけ、さらにウェアをビシッと決める。「かっこばっかりじゃ…」と思う方もあるかもしれませんが、そんなことはありません。ある研究チームの実験によると、自分のお気に入りのウェアを着ている時の方が、そうでない時と比べて競技成績が良くなるという結果が出たのだそう。その理由は２つ。自分の好きなものを着ていることでモチベーションが高まり、力が出し切れるようになるから。そしてもう一つは、人に注目されたいという思いが、知らず知らずにがんばる力を高めてくれるからだといいます。これは、競技の直前まで好きな音楽を聞いていたり、観客の拍手を求めたりするトップアスリートの意識と同じ。スポーツ愛好家にとっても、ウェアにこだわることにはちゃんと意義があるのです。

スポーツウェアをタウンで着こなす「アスレジャー」。

スポーツウェアを記録や成績の向上に役立てている人がいる一方、オシャレなタウンウェアとして取り入れている人も増えています。それを象徴する言葉が「アスレジャー」。アスレチック（運動競技）とレジャー（余暇）を組み合わせた造語で、休日のウェアとしてスポーツウェアをチョイスしたスタイルのことです。

「アスレジャー」が人気を集めている背景には、ストレスに囲まれた現代人の健康や自然への回帰があるといわれています。また「自分にとっての着心地の良さ」を優先する人が増えたこと、さらにタウンでも躊躇せずに着られる、オシャレなスポーツウェアが増えたことが後押しとなっているようです。洗練されたスポーツウェアを着ていることが、「自分を大事にしている人」という印象を与え、それが、その人の価値を上げることにもつながるといいます。

こんな「アスレジャー」にトライしてみたいという方は、まずはパーカーやスニーカーから取り入れてみてはいかがでしょう。モードなアイテムとも同系色で組み合わせればスッキリまとまります。もちろん、ありきたりな運動着に見えないように質感やディティールにこだったものを選ぶのが鉄則。トップアスリートのプライベートウェアや競技場に入る時の姿なども参考になるので、要チェックです！