3つの「首」を冷やさない
体を効率的に温めるには、3つの「首」を冷やさないことが大切。1つは文字どおりの「首」。太い血管が通っているので、ここを温めることで全身の血液が温まります。「足首」にも太い血管があり、第二の心臓と呼ばれるふくらはぎまで温めれば、全身の血流促進効果も期待できます。そしてもう1つが「手首」。ここを温めることで全身が暖かくなります。
「首」「足首」「手首」を温めることは、防寒ウェアで溜め込んだ暖かい空気を外に逃がさないという大事な役割もあります。
「南岸低気圧」の影響により記録的な寒さに見舞われている日本列島。ついつい着込んで着膨れしがちですが、どんなに寒くても、オシャレと防寒は両立したいもの。そこで今回は、まだまだ続く寒い日にオシャレを楽しむ方法をご紹介します。
体を効率的に温めるには、3つの「首」を冷やさないことが大切。1つは文字どおりの「首」。太い血管が通っているので、ここを温めることで全身の血液が温まります。「足首」にも太い血管があり、第二の心臓と呼ばれるふくらはぎまで温めれば、全身の血流促進効果も期待できます。そしてもう1つが「手首」。ここを温めることで全身が暖かくなります。
「首」「足首」「手首」を温めることは、防寒ウェアで溜め込んだ暖かい空気を外に逃がさないという大事な役割もあります。
首元はマフラーやファーなどでしっかり温めましょう。足元は厚手のソックスや、ふくらはぎまでカバーするロングブーツがおすすめ。ボトムスをショートブーツの中にインするスタイルも効果的です。
手首を冷やさないためには、袖口にリブ網やゴムのシャーリングが施されているダウンジャケットなどを選びましょう。
極寒の日の悩みは「寒さ」だけではありません。建物の中は暖房が完備され、満員の電車やバスの中ではむしろ暑いことも。この寒暖の差こそ冬のもう1つの大敵。かいた汗が外に出たときに冷えて風邪の原因にもなるため、上手な重ね着で対策しましょう。
外側のコートはできるだけ軽く暖かいものにして、いつでも脱ぎ着がしやすいようにしておくと汗をかかずにすみます。暖房が効き過ぎた部屋ではコートを脱いだだけでもまだ暑いことも。そんな場合は、コート下のアウターをジャケットやカーディガンなど着脱できるものにして、「もう一枚」の温度調節ができるようにしておきましょう。
脱いだコートで手がふさがり不便な思いをしたことはありませんか。そんな時のために薄手で大きめのエコッグを携帯し、いつでも中にコートを入れられるようにすると重宝します。駅についたら買い物をエコバック移し替え、コートを着れば上手な寒さ対策にもなります。
「都会ではあまり雪が降らないから」と専用のウェアを用意していない方も多いと思います。でも、近年の異常気象からもわかるように、これからは都市部でも雪の日の備えは必須になりそう。出かけるのが億劫になる雪の日も楽しく外出できるように、お気に入りの専用ウェアを用意しておくことをおすすめします。
羽毛の中にたっぷり空気を含み保温性抜群のダウンコートこそ雪の日に大活躍。防水加工を施したものでフード付きなら万全です。
雪に濡れてしまったダウンコートは寒い玄関やクローゼットに放置せず、エアコンが効いた室内などで一日くらいかけて乾かしておきましょう。
雪道に慣れていない都市部の人こそ足元はスノーブーツで。可愛いデザインやシックなものを選べば、雪の翌日の晴れた日にも躊躇なく履けて、凍った道での転倒の心配も少なくなります。
とはいえスノーブーツの中には、すべり止めは重視していないものがあるので、必ず靴底を見てチェックしましょう。スパイク付きなら理想的ですが、そうでない場合も靴底の溝が深く、溝の柄が複雑なものを選ぶと、雪や氷が付きにくく転倒防止につながります。
雪の日のマフラーは体を包み込む大きめのものを。長さがあるものなら、一巡目は首まわりにしっかりと巻き付け、二巡目を口元までふんわりと覆うようにすると防寒効果が高まります。
コラム
雪の日の上手な歩き方雪道や凍った道で転ばないようにするためには、歩き方にも工夫を。
踵からではなく、足全体で着地するようにするのがコツです。
踵から着地すると滑りやすいので、足指の付け根あたりで着地。このとき膝から下が地面に直角になるようにし、歩幅は小さく、足下を確かめながらすり足のようにゆっくり歩くと転びにくくなります。
子どもの頃は楽しみだった雪の日が、大人になると疎ましいだけになるのはちょっと残念。暖かさもオシャレ心もたっぷりと満たしてくれるウェアで、寒い日や雪の日も楽しく暖かく過ごしてください。
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